面ファスナー
面ファスナー(フック・アンド・ループ、商標名から「マジックテープ」「ベルクロ」とも)は、細かいフック面と、より小さなループ面の2つで構成されます。押しつけるとフックがループに絡んで一時的に固定され、引き剥がすと特有の「ビリッ」という音がします。
起源。 スイスの技術者ジョージ・デ・メストラルが1941年にゴボウの種から着想して発明し、1955年に特許を取得、1950年代後半に商品化しました。当初の綿は、より丈夫で工業生産に適したナイロンへと置き換わりました。
仕組み。 機械式の留め具と異なり、接触面は二次元で、フックとループの対応は固定されていません。そのためどの位置でも留められ、位置ずれに強く、素早く閉じられます。
性能。 強度はフック密度・構造・使用回数に左右されます。高いせん断強度を持つタイプ、薄型、耐炎・耐熱・帯電防止タイプなどがあります。
用途。 衣料、靴、自動車、家具、医療機器、ケーブル整理、日用品など。縫い付け・粘着・熱溶着・射出成形といったタイプ選びが仕上がりを左右します。